平成23年7月8日(金)に第1回キャリア支援委員会研修として、鳴門教育大学教授 粟飯原 良造 先生をお招きし,「キャリアについて」と題し熱い講演をいただきました。参加者は95名でしたが,予定外に沢山の方に参加していただき、準備した椅子も資料も不足しご迷惑をお掛けしました。・・・でも,参加者の意欲に担当者としては嬉しい悲鳴。
講演は,キャリアを考える上での基本的な内容です。人生を通じた自己発達の過程のなかの,働くことを通じて得られる人間的成長と自己実現であり,統合された人生(人生全般)を視野に入れたキャリアの定義が主流になっているなど,基本的な学びとなりました。また,粟飯原先生は当大学病院医師の経歴をお持ちであることが分かり,キャリアとライフサイクル,主要発達段階とその課題など,講演が進むにつれ,先生自身の「キャリアの選択」も想像してしまいました。また,講演最後の先生のキャリアに対する考え方は,参加者のハ-トをグッと掴んだようです。
アンケ-トによる参加者の感想は,殆どが「研修内容に満足した」と答えていました。この研修を通して,漠然とした自分のキャリアが,少しずつですが明確になってきたのだと考えます。今後,作成中の徳島大学病院看護部キャリアパスを「私達のキャリアを考えたパス」とする上で,非常に有意義な示唆と,自分のキャリアを見つめる大切さが伝わったのではないかと考えます。
粟飯原先生,これに懲りずにまたお越し下さい。