このたび、徳島大学病院看護部は、平成22年度文部科学省大学改革推進事業「看護師の人材養成システムの確立(看護職キャリアシステム構築プラン)」に申請していた「愛と知と技のバランスのとれた看護職養成~自己啓発力を高め看護実践力向上を目指すプラン~」が、全国の国公私立大学から申請された34件の申請中4件の選定という8.5倍の難関を突破し、採択されました。
本プランは、自己啓発力を高め、看護実践力の向上を図り、愛と知と技のバランスのとれた看護師の育成を目指す取り組みです。当院看護部と本学医学部保健学科看護学専攻等が連携を図り、「対人援助向上(愛)」「教育担当者育成(知)」「役割拡大実践能力育成(技)」における教育プログラムを開発するとともに、看護職の多様な生き方を支援するキャリアパスを構築することを目的としています。また、それぞれの看護師が持つ能力、資質を高め、臨床現場で教育指導が効果的に実施でき、学生の実習指導、演習、講義ができる教育指導者の養成を図ることです。
特色は、看護人材成長の3要素を経験、教育、自己啓発とし、人事交流により経験と教育を連動させ、自己啓発力を高める人材養成システムを整備していきます。
この事業を推進することにより教育力と実践力を持った看護師が育成されると共に、看護職一人ひとりが、自己実現に向けてキャリアデザインを描くことができ、専門職としての自覚と誇りを持ってイキイキと働くことができることを目指します。