看護職キャリアシステム構築プラン事業
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活動報告

慶應義塾大学シンポジウムに参加しました





平成25年11月9日 慶応義塾大学医療専門職のキャリア開発の潮流シンポジウムに参加してきました。
文科省事業の「看護職キャリアシステム構築プラン~ジェネラリスト・ナースの発達モデル」に採択されてから、効果的な支援システムの運用を目指して、ポートフォリオを導入し、合わせてキャリアアドバイザーまたは カウンセラ-の資格を持つ第三者によるアドバイスを行ていることが報告されました。


教育講演並びにシンポジウム及び、質疑応答では、医療界の専門職キャリアの潮流の中、各医療専門職がどのようなキャリア開発支援を行っているかその実際の紹介があり、多職種のディスカッションが行われました。

 

感染制御センターの主任からは薬剤師のキャリア開発について、卒後臨床研修開発センター副センター長の医師からは医学生・医師の支援から多職種に共通したキャリア開発支援についての講演があり、それぞれの職種連携とキャリア支援体制の構築に取り組み、慶応義塾大学全学のキャリア開発の方法を模索しているようでしたが、それぞれの領域の職位、職責又は職務内容が明確でないことから、各自の就業目的の明確化が理解できず、今後の開発の方策を期待したいと思いました。

 

看護部では、ポートフォリオを活用してキャリアビジョンによる振り返りを行い、これまでの歩みを評価していることが報告されました。

具体的なキャリア開発支援とポートフォリオの導入が解説され、ポートフォリオを各自がどのように描くかの支援方法について新たな手法を学ぶことができました。

 

一方、キャリアを支援する際には、ポートフォリオとともに、看護実績・成果などを加えて、どのような基準を満たせば、どのようなレベルが用意され、専門や管理職者に移行できる者として位置づけられるのか、ステップアップの仕組みづくりが必要であると実感しました。

 

当院看護部においても、事業の総まとめとして キャリアレベルの到達目標を明示したキャリアパスの構築を促進しています。

最終的には、自律的に自己のキャリアを考えることのできる生涯教育の機会とその質を担保できる人材育成システムを完成させていきたいと思います。