名古屋大学医学部付属病院 saving life 育成プラン
~効果的・効率的な教育プログラムをシステマティックに開発しよう~
に参加してきました
平成25年8月7日水曜日、名古屋大学医学部付属病院主催のsaving lifeナース育成プランフォーラムに今年度の教育担当者5名が参加しました。
プログラム前半は「教育の質を保証するインストラクショナル・デザイン(ID)」を題材に熊本大学大学院社会文化科学研究科教授、教授システム学専攻長鈴木克明先生による公演がありました。
IDとは教育活動の効果と効率と魅力を高めるための手法であり、IDのプロセスモデルとしてADDIEモデル(分析・設計・開発・実施・評価)について。また教育効果を高める要素をモデル化したガニエの9教授事象や学習意欲を高める要因を注意・関連性・自信・満足感の4つに大別して教育研修のデザインに組み込む手法を確立したARCSについての内容でした。これからの教育研修はそれらのモデルを活用し不要な研修を整理し効率の高い教育研修の実現を目指し職場でのニーズに基づいて研修のスリム化する必要があるとご教授いただきました。
後半は名古屋大学付属病院のsaving lifeナース育成プランのシンポジウムで
①看護師のキャリアアップの支援のためのeポートフォリオ
②基本的な看護実践能力を育成するための新人教育
③IDを用いたsaving life ナースを育成するための教育プログラム開発
④saving life ナース教育プログラムに参加して が報告されました。
今後の課題として研修後の実践・評価方法・評価の基準の明確化等が挙げられており当院でも今後見直していく課題として感じました。
今回へのシンポジウムへの参加で集合研修の意義、また教育担当者として効果的・効率的・魅力的な研修を企画・運営をしていかなければいけないかを考える貴重な研修となりました。