平成26年3月15日に、滋賀医科大学 第4回臨床教育看護師育成プランフォーラム最終報告会に参加しました。
最初に、筑波大学名誉教授の紙屋克子先生により「臨床での看護師教育を改革するために」-エビデンスに基づく実践と研究の成果からの考察-を講演されました。
大きく5つ
①最近の医療情勢と看護
②研究と実践の間にある問題(乖離)
③変化を起こす看護実践と研究
④21世紀の看護(課題と期待)
⑤倫理的配慮
について実例をあげ「看護・介護は医療技術と違い文化の影響を受ける」「研究と実践の間には乖離がある、研究に関する基礎力を付ける」「実践と教育現場のユニフィケーション」など、臨床看護者は患者に対してはケアの実践者であり、看護実践の発展を直接的に担う研究者であり、それを後継者に伝え、優れた実践者を育てる教育者でもある。日々繰り広げられる看護の諸事実に科学の光を当て、成果を確認することは患者への貢献と共に、専門職としての誇りと喜びを見いだす活動になるはずである。と静かに熱く語っていただきました。
次に、滋賀医科大学医学部附属病院看護臨床教育センターの澤井信江センター長より「臨床教育看護師育成プラン最終報告として事業の成果と看護臨床教育センター設置の意義と今後の課題として「事業の継続・発展」「大学内だけでなく大学外との連携」「薬剤師・栄養士・介護士など、在宅医療を支える他職種との連携」看護職が国民の幸せに寄与するために、さらに自由に・強く・広く学内外で取り組んでくとの発表でした。
看護の可能性を再認識し、取り組みの成果をさらに発信していく役割があり、看護の発展に寄与することを強く感じた報告会でした。