看護職キャリアシステム構築プラン事業
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活動報告

岡山大学GPシンポジウム参加






平成25年7月6日(土)、岡山大学の地域医療人育成センターおかやま(MUSCAT CUBE)で、GP:平成25年度シンポジウム「これからの看護職新人・継続教育~岡山大学からの発信~」が開催され、当院からは キャリア形成支援センター師長と教育担当者3名が参加しました。

シンポジウムでは、

①継続教育について

②新人教育について

③フィジカルアセスメント研修の実際

④スキルラボ、未就業者・復職支援セミナーについて

⑤オンライン教育システム実演・公開・・・が報告されましたので、内容の一部をご紹介致します。

①②③に関して・・・就職後3年間でフィジカルアセスメント能力を強化する事により、EBN志向で身体を看、自信を持って看護ケアが提供できる事を目的とし、1~3年目までの系統的フィジカルアセスメント教育プログラム(Physical Assessment Okadai-model:PAO)が開発(岡山大学の特徴である小児領域の患児が多い事も反映し、小児のフィジカルアセスメントに関する目標も盛り込んだ研修内容)され、研修に活用されています。新人看護職員研修の特徴として、保健学研究科教員と協働して基礎看護技術演習が展開されていました。

④は、現職のみならず、離職した看護職の復帰研修の場、医療従事者全てに開かれた研修の場として位置づけられ、その利用状況は、平成24年度は307件(使用人数2619人)と年々増加し、地域に開かれた場になっているようです。

⑤は、内部学習用のコンテンツは47個、研修の事前課題や自己学習用、レポート機能やテスト機能を搭載。看護職員が自主学習教材として、いつでもどこでも学習できる環境が整備されつつあり、がん看護や緩和ケア等、岡山大学ならではの専門領域のコンテンツを外部公開しています。

特に④⑤は、岡山大学の「地域への貢献度・影響力」、今回のシンポジウムのキーワードでもある「岡山大学からの発信」の源になっている、と強く印象づける物でした。

上記の他に、新人看護職員に対して、配属場所がある程度決定した段階で、「入職前研修」を開催。集合教育とOJTとの解離を少なくする為に、部署で発言力・影響力を持った立場でもある副師長が「OJTナース」に任命され、集合教育に参画しながら、現場でも新人看護職員を再教育している、と報告がありました。

 今回のシンポジウムへの参加は、今後の新人教育・継続教育に関わる際の、「教育担当者」の立ち位置や役割の重大さを再確認せずにはいられない、貴重な一日となりました。