看護職キャリアシステム構築プラン事業
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活動報告

神戸REEDプランフォーラムに参加しました




平成23年度キャリアシステム・神戸REEDプランフォーラムに参加してきました。

事業推進責任者の松浦正子看護部長よりプラン概要の説明後 大学院の松尾睦教授の「経験から学び、人を育てる」というテーマで、経験から学ぶ力とは何か、育て上手な人は若手をどのように育てているのかについての基調講演がありました。適切な「思い」と「つながり」を大切にし、「挑戦し、振り返り、楽しみながら」仕事をするとき、人は経験から学ぶというモデルを示されました。また、ゴールを明確化し、ロールモデルを見せて学習を促す師長は、うまく内省的実践を支援でき、人材育成、業務改善、看護の質向上に活かせられるという話をきき、当院の自己啓発力を高めるための取り組みの中でも目指す必要があると感じ、興味深く聞きました。


シンポジウムでは、「基礎教育と現任教育に活かす人事交流を目指して」というテーマで 高橋京子副看護部長より人事交流の概要について説明があり、その後 4人のシンポジストの報告がありました。
保健学科の助教2名が、教員の立場を離れて、臨床現場で勤務し、改めて新人ナースの直面する問題を認識し、学内教育の多くの課題や、必要と予測された支援について述べられました。また、臨床看護師長からは、学内演習の見学をした経験から 臨床現場との違いを知り、臨地実習への提案や新人看護師への関わり方などの示唆がありました。

双方の立場や環境を理解するための体験が、これからの教育にどのように反映させられていくのかについて、活発にディスカッションされました。
人事交流で仕組みを調整するのは難しく、多くの課題はありますが、看護基礎教育をらせん型につなげていければ、当院の新人看護師研修や指導看護師に関わる問題が軽減できていけるだろうと思いました。