看護職キャリアシステム構築プラン事業
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活動報告

看護管理学会で 教育担当者プロジェクトの成果発表




 平成26年8月29日(金)30日(土)松山で開催された第18回日本看護管理学会学術集会に参加し、「人材養成システムの確立」事業で展開している教育担当者プロジェクトの成果発表を行ってきました。

 プロジェクトリーダーの原田路可師長が「教育担当者育成プログラム構築とその効果」というテーマで示説発表を行い、共同研究者の木田看護部長、近藤副看護部長、教育担当者3名も学会に参加しました。

 

 当院の事業も5年目にはいり、教育力と高い看護実践力を持つ教育担当者の活動は 臨床でOJT教育を展開し、部署の全スタッフで教育を実践できる組織風土が醸成され、現場によい影響を与えています。教育担当者育成プログラムの認知度も高まってきており、育成された教育担当者への期待も高まる中、確実に実績をあげてきているとの評価が出ています。

 当院のプログラムは年間33単位のプログラムを構築しており、人事交流も含めたいへん丁寧な研修を行っていますが、フロアからは、今後の育成予定と費用対効果についての質問がありました。GP事業終了後も院内認定など他の教育プログラムの研修と組み合わせて、今後も数名ずつ育成していく予定であることを説明しました。研修修了者には「教育担当者」の称号が付与され、病院長からの任命と処遇を受け、部署教育の責任と権限を持つことで、様々な場面で役割を果たしています。このような教育担当者が、各部署に一人は 配置できるように活動を継続し、新人や若手看護師に対して、求められた役割を遂行していくことができるような方向付けをすることができました。

 

 本学会に参加して、それぞれの取組の中で、人材養成をしながら社会貢献を行っていく必要性を認識し、今後も当院で求められる患者中心の看護を実践できる看護師の育成に取り組むという姿勢をを再確認することができました。