平成25年9月7日 名古屋大学医学部で開催された第15回日本看護医療学会学術集会にて、役割拡大プログラムを紹介しました。
役割拡大プロジェクトでは、 がん患者が意思決定するために必要な医師の補足説明をするための看護師の育成強化プログラムを開発し、今年度の役割拡大能力育成プログラム受講者5名が決定し、5月から プログラムの基礎編・実践編の研修を開始しています。
鈴木察子師長が、「患者の意思決定を支援するための補足説明を担える看護師を育成するプログラムの開発」というテーマで、口演を行いました。
事前研究での分析結果から求められる看護師の役割として以下の3点が明らかになりました。
①外来において患者の知る権利を擁護し、必要な情報提供が行えるように看護師が介入を行い、意思決定を促す。
②外来で説明された検査や治療が、患者の思いや願いと一致しているかを確認し、医師への報告と連絡を行い、意思決定への支援を行う。
③患者にとって重要なことを見極め、チームでサポートできるよう調整役割を持つ。(チームで患者の問題を共有し、他のチーム員との連携ができる。)
このような役割拡大実践能力を習得し、チーム医療に貢献して補足説明ができるよう、プログラム参加者は日々実践に取り組んでいます。