平成25年2月28日金曜日東京医科歯科大学M&Dタワー2階 鈴木章夫記念講堂において平成24年度「看護師の人材養成システムの確立」情報交換会が開催されました。竹内先生、田村先生、鈴木察子看護師長、高開の4人が参加してきました。
参加校は、「看護師の人材養成システムの確立」事業の平成21,22年度選定校12校です。
プログラムは、午前中、展示および意見交換があり、 選定された12大学がポスターを準備し、それぞれ情報交換しました。他大学から、当院のキャリアパスの考え方の質問や教育担当者のプログラムの内容および評価方法などについて質問がありました。
次に文部科学省口頭教育局医学教育大学病院支援室専門官の市村尚子氏の講演、「最終年度に向けて~まとめの方向性について」がありました。その中で、評価をするにあたって、「この事業の本来の目的が何であったかを考えていただきたい。目的にどれだけ近づけたかが問題である。大学病院看護部と看護学部教員と学問的な検討を加えながら、教育プログラムの開発をどこまでやったか、教育指導者はどれだけ育成されたか、活用(雇用)はどうなっているか、保証は?実際にどんな活躍をしているのか、人事交流がどこまですすんだか、キャリアパスの構築により、多くの看護師や学生、職員、また地域の看護師がキャリアを積みたい、キャリアを積んで活躍したいということに、アドバイスや提言ができたかということが見えなければならない。」ということを説明されました。4本柱については根拠のあるデータをもとに成果を見せる、そして地域を巻き込んで実施したことは高く評価できると、実践校の事例の紹介がありました。
最後に、人事交流について(田村先生が参加)、事業終了後の継続のあり方について(高開が参加)、評価方法について(竹内先生が参加)、地域貢献について(鈴木看護師長が参加)の4つのテーマでグループディスカッションが行われ、それぞれのグループが発表しました。どこの大学も人事交流や教育指導者の育成についての評価をどう見せるかは悩ましいところであるようでした。
他大学の現状も聞くことができ有意義な報告会でした。