平成25年2月7日8日と新潟市、朱鷺メッセで開催された「平成24年度 大学病院情報マネジメント部門連絡会議」に出席してきました。
テーマは「情報マネジメントの再評価―やってきたこと、これからすべきこと」で、情報マネジメントが病院で果たしてきた役割を改めて考え直し、それらの評価内容を礎にして今後何をすべきかを考え直してみるということが趣旨でした。情報マネジメントという共通項の下、様々な大学病院の、いろいろな部門・職種が参加し情報交換の場を持ちました。
徳島大学病院看護部からは5名が参加し、看護セッションでは、キャリア開発支援システムプロジェクトから「キャリア形成支援システムの構築―キャリアパスの「見える化」を試みてー」と題した発表を行い、情報マネジメントセッションでは、キャリアパスプロジェクトから「看護職のキャリアパス構築と今後の課題について」と題し、人材養成システム事業で取り組んできた成果を発表しました。
その他の発表では、安全で質の高い医療を看護・医療を提供するために、情報を有効に活用する施策について発表があり、改めて徳島大学病院の取り組みが素晴らしいものであると実感した部門会議でした。
翌日は文部科学省高等教育局医学教育課大学病院支援室長の平野浩之さんから「大学病院マネジメントの現状と課題について」講演がありました。
大学病院の現状としては医師の診療業務の負担増大や患者数の増加、軽症患者受け入れの増加などで本来の教育・研究・診療機能のバランスがくずれており、医師等の環境改善のための人員雇用の必要性があることや、経営上の課題として、地域の病院との連携強化による平均在院日数の短縮や、手術件数の増等、経営のさらなる効率が必要であると話されました。厳しい大学病院の現状において私たち看護師ができることを改めて考えさせられた講演でした。
今回はお米のおいしい(日本酒のおいしい)新潟県での開催でしたので、夜は少々日本酒(越乃寒梅などなど)をいただき、今後の徳島大学病院のさらなる発展を語りつつ帰途につきました。