看護職キャリアシステム構築プラン事業
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活動報告

「医学教育セミナーとワークショップ」に参加して





平成24年8月17日~18日の2日間、岐阜大学医学部において第45回医学教育セミナーとワークショップが開催され、その中の「経験学習サイクルを回しながら学ぶ専門職連携ファシリテーションスキル」に当院から教育担当者養成プラグラム受講中の看護師5名が参加しました。

このワークショップでは、IPE(専門職連携教育)・IPW(専門家の職種間連携)の大切さを学びながら、グループディスカッションを通し専門職連携に必要なファシリテーションスキルを考え、最後にシナリオに基づいて模擬演習(退院カンファレンス)を行いました。

 

まだ、日本では専門職種間連携教育は一部の大学・現場に限られているようです。それを普及させるために、このワークショップ自体が専門職間連携を普及させるためのモデルとしてファシリテーションプログラムを開発させる研究の一環となっていました。講義よりグループディスカッション中心で、そこで、改めて患者中心の医療を行うためには専門職種間連携が大切であることを感じました。

 

専門職連携ファシリテーションスケールとしては、「専門連携の価値の表出」「チーム機能の促進」「多様な意見・価値観の表出」「適切な承認と質問」「対立への対応」があげられます。また、ファシリテーターとしては、外面的なプロセス(段取り、進行、プログラムといった活動の目的を達成するためのプロセス)と内面的なプロセス(メンバー一人ひとりの頭や心の中にあるプロセス)の両方に関わっていかなければなりません。

 

 

今後、今回の研修で学んだ専門職連携の大切さを伝え、さらに導入できるよう関わっていければと思っています。