看護職キャリアシステム構築プラン事業
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活動報告

「シミュレーション教育における効果的な指導」の研修に参加して



平成247月28日、29日と全国看護セミナー「シミュレーション教育における効果的な指導(ベーシック)」の研修が京都府看護協会研修センターで開催され、当院から教育担当者養成プラグラム参加中の看護師4名が参加しました。

研修では、「シミュレーション教育とは」「効果的な指導にするために」についての講義をうけ、学習者の立場で実際にシミュレーションを行い、その後にグループ毎にシナリオ作成を行い、実際に指導者の立場でシミュレーションを行いました。

看護師教育の中でシミュレーション教育が取り入れられている理由として、良質で安心・安全な医療提供のできる人材が求められており、看護師は専門的な知識と技術、態度を持ち、臨床で活かせる実践力が必要とされているため、確かなアセスメントと対応・個人だけでなくチームの対応を振り返る力・表現する力、関わる力が養えるものであるからと言われています。

シミュレーション教育とは、臨床を模倣、再現した状況の中で、人やものに関わりながら体験とその振り返りによって専門的な知識・技術・態度を学んでいくものです。効果的な学習にするためには、シナリオ作成から始まり、デブリーフィングの内容に関しても予め考えておき、学習者の目的・目標に合わせた学びができるように事前に相当な準備を行って実施することが重要であることを実感しました。1つのシミュレーションであまり多くの内容を学ばせるのではなく、目的を絞ったシミュレーションを行うことで学習者の学びに繋がることが分かりました。この研修に参加したことを、今後の教育に活かしていくことができればと考えています。