「臨地実習における学習効果を高める教育支援のあり方について~実習指導者と教員の相互理解と連携により、学生の気づきや学びを深める~」をテーマに平成23年9月9日に研修会を開催しました。
本会は、看護学専攻において実施してきたFD研修会ですが、臨床と教育の連携による“愛と知と技のバランスがとれた看護師育成”をめざして昨年から合同で開催しています。
今回は、臨地実習に関する学生のレディネスや学びの現状について情報交換し,実習指導者及び教員が共通理解を持つ機会とすること、さらにそれを踏まえて,臨地実習への動機付け,意欲のさらなる向上を目指す教育支援の在り方を検討することを目的に、大学から18名、看護部から26名が参加して開催しました。
最初に、7月に終了した4年生の統合実習に対する学生評価を報告し、その後6つのグループに分かれて臨地実習における学生の学習実態について情報交換するとともに、実習による学生の成長や成果、実習に関する改善点や問題点、および効果的な実習支援の方策についてディスカッションを行いました。
グループ毎の発表ではさまざまな視点からの報告がありましたが、1年の基礎実習から4年の統合実習へと学生の対人関係能力や学習する力、マナー、カンファレンスなどでのプレゼンテーション能力などに成長を感じる一方で、実習に対する積極性や関心の低さが気になるとほとんどのグループから出されており、今後の課題を提示することができました。