平成25年6月15日 岩手県盛岡市で開催された第15回日本医療マネジメント学会学術総会にて、CDSSプロジェクトの成果発表を行いました。
近藤副看護部長が、当院のキャリアパスである複線型人事制度を取り入れたキャリアマップを提示して、「キャリアパスを可視化するキャリア形成支援システムの構築」というテーマで口演発表を行いました。
CDSS(キャリア開発支援システム)と職員管理データを一元化することで、各個人が自分の立ち位置を確認し、目標とする獲得レベルを意識して目標とする道筋が選択できます。
また、管理者は個人の包括的キャリア形成を支援し、多様な生き方に合わせてキャリアを継続する意識を高められます。
これまでの看護者のキャリアは、基本的に配置転換は組織まかせであり、ピラミッド型の組織内で昇進・昇格していくことが当然でしたが、これからは、個人の「キャリア」という視点で捉えて検討し、選択する時代です。
CDSSプロジェクトでは、キャリアパスの見える化に取り組み、現在進行中です。
将来的には、キャリアパスの本来の目的である人材育成システムと連携して、職務上の道筋をトータルで管理できるものにする予定です。
個人のキャリアを包括的に評価し、組織と個人の目標のベクトルを一致させる キャリア形成支援システムがもうすぐ実用化しますので、ご期待ください。